リンパマッサージの効果
リンパ液はリンパ管を通りからだの老廃物を回収しながら運び、からだの外へと排出するデトックス効果の役割をしています。肩コリや体のだるさ・むくみ・冷えの症状はリンパの滞りによって起こりやすくなります。
マッサージによってリンパの流れをうながして、溜まった老廃物を排泄できるようにしてあげると首や肩のこりだけでなく、脚や顔のむくみ、セルライトも改善します。リンパを流すと健康だけでなく美容も手に入れられる大事なものなのです。
リンパマッサージの際の注意
ではさっそく自分でできるリンパマッサージのやり方をお教えします。リンパを流してあげると溜まった老廃物が流れて楽になります。基本はリンパ節へ流します。リンパ節とはリンパ管が集まる場所です。そのリンパ節に向かってリンパを流します。
マッサージはオイルやクリームを使います。オイルやクリームを使う事ですべりをよくして肌を傷つけないようにするのと余分な力が加わらないようにできます。必ずしも使わなくてもいいですが何もつけずに行うと皮膚が摩擦してしまうのでつけないのであればお風呂に浸かりながら行って下さい。
強さは強く押さずに皮膚の表面を撫でるように流します。手のひらや4指を使ってゆっくりと流します。できれば入浴中や入浴後に行うと効果的です。からだが温まっているので筋肉もやわらかくなっていますのでリンパが流れやすいです。
リンパを流す前に
まずリンパマッサージをする前には水をコップ1杯飲みましょう。水を飲む事で老廃物を流しやすくします。またマッサージ後にも水をコップ1杯飲む事でも老廃物が流れるのを助ける効果をもたらします。
全身のリンパ管は最終的には鎖骨のリンパ節に流れます。鎖骨リンパ節は全身のリンパの入口でもあり、出口でもあります。鎖骨の左右で繋がっているリンパ管が違うのですが左の鎖骨リンパ節は顔、上半身の左側と下半身。右の鎖骨リンパ節は顔、上半身の左側に繋がっています。
肩こり解消のリンパマッサージの方法
1.耳の下から鎖骨まで、左右の手で交互に擦ります。10回行いましょう。反対側も同様に行って下さい。
2.次に、肩に手を置き、鎖骨に向かって手で擦ります。10回行いましょう。反対側も同様に行って下さい。
3.左右の4本の指で、肩先から鎖骨までを擦ります。鎖骨の上下を擦るように10回行いましょう。
4.手首から脇の下まで、腕の内側と外側、それぞれを5回ずつ擦ります。
リンパマッサージは強い力ですると組織や皮膚を傷つけてしまいます。リンパ液は皮膚の表面に近い所を流れているので撫でるくらいの力でリンパ液は十分に流れます。鎖骨や腋窩のリンパ節に向かって流します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?リンパマッサージは自宅でも簡単にできます。少しのコツと流す方向を覚えて試してみてはいかがでしょうか?また、日頃から肩こりになりにくい姿勢などを心掛ける事で肩こりも楽になってきますので忙しくてお店にこれない時は試してください。